西医体を終えて 前主将 宝珠山

投稿遅くなり申し訳ありません。先日行われました第70回西医体の報告をさせていただきます。国際470級9位、国際スナイプ級7位、総合成績9位という結果でした。

 目標としていた「王座奪還」を達成することができず、悔しさの残る大会となりました。1年間ご支援いただいたにも関わらず、結果で恩返しをすることができず申し訳ありません。

 勝ちたかった。ただその気持ちだけが残っています。現役をはじめ、学生OBそしてOBの皆さんという最高のチームで勝ちたかった。その夢を叶えられず悔しさでいっぱいです。表彰式で他大学が表彰されるのを見ることほど辛いものはなく、目を背けた自分がいました。自分はあの場所にいるはずだった、トロフィーや賞状を持ってみんなで写真を撮るはずだった、優勝杯で酒を飲むなんていう冗談を言うつもりだった。

 西医体を終えて、ヨットのことを考えるのをやめにしました。結果を受け入れたくなくて、逃げたくて仕方なかったです。そんな時でもヨットのことを考えていて、あのときああしていれば、こうしていれば、自分の考えやミスなどを後悔するだけでなく2日目雷が鳴らなければ、なんて天候にさえ考えを持っていっている自分が恥ずかしくてたまりません。最近は、こう思えるのは自分がヨットに全力を注いだからなのかなとポジティブに捉え始めてもいます。それでも自分が下の代に残せたことは何なのか、先輩方が伝えてくださったように自分は何かできたのか、今はその不安の方が大きいかもしれません。その不安は来年の結果を見たらわかることなのかなと思っています。次は、自分を含めた現役チームが勝つのではなく、後輩たちを勝たせる番であると思っています。また10月より気持ちを切り替え、後輩の指導に励んでまいります。


 最後になりますが、1年間本当にありがとうございました。ヨットに情熱を持って取り組んでこられたのは支えてくださるOBの方々の存在があったからだと心から思っております。部員を代表しまして感謝申し上げます。

 今後とも宮崎大学医学部ヨット部に変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。

 宮崎大学医学部ヨット部前主将 宝珠山航


 8月末に西医体報告の部誌を発送いたします。この部誌には部員それぞれの西医体での感想、反省を載せております。そちらの方もご覧いただけると幸いです。