2016年西医体報告

こんにちは!医学科5年の依田英貢です。まずは、今回西医体で見事総合優勝を果たした部員の皆さん、本当におめでとうございます! 広島の非常に暑い環境の中で何日間も本当によく頑張ってくれたと思います。コメディカルレースから本レースの最終日まで、本当に興奮と感動でいっぱいでした。ありがとう!
さて、今回の西医体は広島で開催ということで、風は弱めかなと思っていたのですが、朝から昼に向かうにつれて良い風がガンガン吹いてきて、波にも叩かれるようなコンディションだったようです。結局コメから本レース最終日まで順風~強風という、宮大にとっては素晴らしい環境に恵まれ、思いっきり帆走出来たみたいで嬉しいです。今回の西医体では、もちろんトップフィニッシュを決めてくれたこともめちゃくちゃ嬉しかったのですが、それだけでなくスタート等で失敗した回も諦めずに、セーリングで挽回して安定した順位を多く取ったことがこの優勝に大きく貢献したのだと感じています。本レース前から470のつねまさや直人、スナイプの調がそれぞれのセーリングの速さに自信を持ちセーリングでは負けないという確信を持っており、その技術や自信のおかげで、様々なことが起こり、ものすごいプレッシャーのかかる本レースの舞台でも落ち着いて安定した走りができたのだと思います。クルーの皆さんも本当によく頑張ってくれました。クルワークはもちろん、コース取りに関しても
勉強会を何度も開くなどしっかり勉強を積んできて、観音マリーナの海情報もしっかり調べてきたようで努力の結果だと思います。聡なんかは三菱重工のセイラーの方がコース取りを褒めていて、流石だなぁと思いました笑
こうした素晴らしい結果には、やはり今年度の並々ならぬ苦労や努力があったのだと思います。現役を引退した立場から1年間見てきて、その苦労や努力の凄まじさは本当によく分かりました。練習時間に関しては大幅に増やして土日にみっちり練習するのはもちろん、平日も空き日は練習に行き、勉強会や練習の反省会、動画の鑑賞会なども頻繁に行っており、僕が現役部員を見かけた時は、ほとんどがヨットに関係したことをしていた気がします。インカレやセイル広島にも参加し、それぞれが反省を生かしたり得意な部分で自信をつけたりと頑張っており、またコーチを呼んで大きなスキルアップにもつなげていました。さらに、マッカイや新セイルの購入などもOB、OGの方々に支えて頂いたり、部でバイトをしたりと実現することができました。他にも書き切れないほどの努力があったと思いますが、やはりこれは部長つねまさを筆頭に25の調、直人、落合が幹部として頑張ってきて、それに応えて後輩達が付いてきてくれたからだと思います。見ていて本当に素晴らしいチームでした。
また、僕が昨年まで乗っていたスナイプに関しても少し書かせて頂きます。今年度のスナイプは、1番上の代が調1人と本当に大変だったと思います。特に新人戦までの前半は、後輩指導や練習をちゃんと進めるだけで精一杯で、自分の技術向上は二の次になってしまうようなキツい時期で、よく辛いと愚痴っていました笑 正直この段階ではスナイプ全体の技術的にも、見ていて大丈夫かなと感じたりもしていました。しかし、ある程度慣れてくると効率よく練習が進むようになり、整備や修理、チューニングといったことも積極的に進めていって見ていて成長がはっきりと分かるようになりました。これは、やはりリーダーシップがあり指導力のある調とそれにしっかりついて行く後輩達のチームワークの賜物だと思います。また、昨年僕は調とペアを組んでいましたが、思うような結果は出せませんでした。正直スタートやマーク回り等を詰め切れずにやり残した部分が残っていて非常に悔しい思いはしましたが、スキッパーを始めたばかりの調がエース艇に乗れるようになるまで格段に成長したことは
、結果関係なくすごいことだと思っていたし、その後の成長もかなり期待できると感じていました。だからこそ今年度1年間、微力ながら部活にお手伝いに行かせて頂いて、その成長ぶりやそれについて行く後輩の姿を見るのが楽しみであり、期待も膨らんでいきました。そして昨年詰め切れなかった部分をしっかり詰めて、昨年以上に成長しコメや本レースで何度もトップフィニッシュを取ってきた時には本当に嬉しかったし、本レース最終をトップフィニッシュして帰ってきた時には正直めちゃくちゃ感動して涙がポロリしてしまいました笑 自分がレースに出てトップフィニッシュ取ったぐらい嬉しかったです笑 スキッパー2年目として弱い部分を反省・克服して、得意な部分をさらに伸ばすということを上手くやってのけたのだと感じます。
またクルーの聡も、今年度後半からクルーに転向、またエース艇クルーであるといったことから、非常に大変でプレッシャーももの凄いものだったと思います。しかし、それにも負けずエース艇クルーとして相応しい成長を遂げてくれました。本当に良く頑張ったと思います!
また、今回の結果は後輩達にとっても、大きな刺激になったと思います。聡が新部長の挨拶として、来年も絶対に良い景色を後輩に見せるから、僕に付いてきて下さい!と泣きながら宣言した時に、後輩にしっかりと伝わっていると実感しました。色々とプレッシャーがあると思いますが、今年の感動をバネに来年度も頑張って欲しいと思います。
最後になりましたが、今年度宮崎大学が総合優勝出来たのは、本当にOB、OGの先輩方のご支援やご声援のおかげです。お忙しい中、練習を見に来て下さったり、OB戦に参加して頂いたり、ホームページやレース結果を見て、部員達を励まして下さったり、艇やセイル購入の際にご支援して頂いたりと、色々な面で部員達を支えて頂きました。本当にありがとうございました。これからも宮崎大学医学部ヨット部をよろしくお願い致します!