部長総括

西医体後10月から新部長に就任しました医学科3年の田中宏明です。

今年度の西医体では、宮大はスタートやコース取りの面で他大学とのレース経験の差を実感しました。

 

来年の西医体でより高みを目指すためには、やはり宮大内のみならず外部のレベルを知り、そして実際のレースというものにもっと慣れる必要があります。

それらの経験を積むため、他校との合同練習やコーチの招致、対外レースへの参加といった新しい取り組みを計画しております。

 

今年の西医体期間中、例年良い成績を残している他大学にも知り合いを作ることができました。九州水域はどうしても他校との関わりが少なく、得られる情報にも限りがありましたが、こうして得られた繋がりを大切にし、他校の練習方法なども参考にしていけたらと思います。

 

対外レースに関しては現在、5月に小戸で開催されるヨットウィークや6月のセイルヒロシマへの参加を検討しています。また、宮大本学ヨット部は7月に開催される九州インカレに今年から参加するようになりました。艇数の関係上、レースに全ペアが参加することはできませんが、部員がこうしたレースで経験を積み、結果を持って帰ってくることが、部全体としてのレベルの基準にもなります。

 

前置きが長くなりましたが、10月に幹部交代して以降2ヶ月余りの活動について報告させていただきます。

 

まず、新体制が発足してから特に力を入れて取り組んだのはミーティングの質の向上です。

私が入部して以来、『ヨットは再現性のスポーツである』という言葉を格言のように聞かされてきました。

 

風の強弱やシフトの仕方・波の強弱長短など、ヨット競技には様々な自然の条件が付きまといます。1度あるコンディションを体験したとして、次同じようなコンディションをいつ体験できるかはわかりません。そうした特殊な競技なので、やはり一回一回の練習を終えてしっかり反省し、忘れないように記録に残すことが必要不可欠となります。

 

ミーティングには部員全員がノートを持ってくることを義務化し、各自で反省をまとめる時間を設けています。また、ミーティング中に各クラスリーダーが練習の反省を話す時にもメモを取ったり、ペアの先輩・練習を見てくださったOBの先輩に積極的に質問をしたりする姿も多く見られるようになってきました。

 

どうしても例年後期はモチベーションが低下し、緩い雰囲気になりがちでしたが、今年は良い意味で緊張感もあり、春合宿からの練習にもスムーズに入れるのではないかと期待しています。

 

私自身慣れないリーダーというポジションに就き、この2ヶ月間部長として至らぬ点も多々あり、支えてくれる同期や後輩諸君にも所々で心配や不満を募らせてしまったことと思います。

全体をまとめるリーダーシップと、周りの意見にしっかり耳を傾ける協調性の両方を大切にし、もっと頼り甲斐のある部長になりたいと思います。

 

また、日ごろ私たちがセーリング競技に取り組むことができているのは、多くのOBの先生方の温かいご支援のおかげです。この場をお借りし、改めて深く御礼申し上げます。

 

OBの先生方におかれましてはお忙しい毎日をお過ごしのことと存じますが、今後はこれまでにも増してブログや練習風景の写真を更新してまいりますので是非ご覧いただければと思います。先生方のご声援にお応えすべく日々練習に励む私たちの活動をより身近に感じていただきたいです。

 

これからも西医体表彰を目標にかかげ、部員一丸となって活動して参りますので、お見守りくださいますようお願い致します。

皆様良いお年をお迎えください。